Pythonを対話モードで起動する際の作業を自動化するバッチコマンド(Windows 10)
Windows10で、Pythonを対話モードで起動する際に行う面倒な作業を自動化するバッチコマンドを紹介したいと思います。
・管理者権限でコマンドプロンプトを起動
・カレントディレクトリ移動
・文字コード設定
・py.exe(Pythonランチャー)を実行
といった作業を、すべてバッチコマンドでできるようにしています。
ファイルの拡張子をbatとして保存してお使いください。
@echo off powershell -NoProfile start-process cmd -ArgumentList '/k "cd /d %CD% & chcp 65001 & py -3.9"' -verb runas
備考
start-process :
PowerShellのコマンドレットで、他プロセスを起動するときに指定します。ここでは、他プロセスとして、cmd(コマンドプロンプト)を指定しています。
-ArgumentList :
start-processのオプションです。他プロセスに与える引数を指定します。
/K :
コマンドプロンプトのオプションスイッチで、後に続くコマンドを実行し、そのままコマンドプロンプトを終了しない場合に使います。
-verb runas :
start-processのオプションです。他プロセスを管理者権限で起動するときに指定します。